種類 | 特徴 | 用途 | |
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真竹 まだけ |
条件の良いところでは直径が10センチほどになり、高さも15メートルほどになる | 繊維の密度、柔軟性、色、つやなどが優れていて最もいろんな方面に使われている竹。皮も食品の包装の他、部分的に籠にも使われる |
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孟宗竹 もうそうちく |
最も大きな竹で直径が20センチ高さも20メートルほどになる | 主に筍が食用にされる。工芸品では、籠の落とし、丸竹のままで加工する花生けなど。籠には繊維が荒いので使われることは少ない |
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黒竹 くろちく |
淡竹の一種で繊維が細い。普通細いのがよく見られるが条件の良いところでは直径が5~6センチほどになる | 表皮が黒のまだら模様が美しいので、よく籠の材料として使われる |
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篠竹 しのちく |
女竹の一種でよく河川の堤防に自生している。表皮はつやがなく、節間は長い | よく竹の楽器(主に笛)に使われる。また独特の味わいがあるので籠に使われることも多い |
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千島笹 ちしまざさ |
積雪地帯に生育する非常に強靭な竹 | 粘り気があるので籠に使われたり、雪はねや野菜の杖などに利用されている。また筍は美味で季節になると入手しやすい |
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圏紋竹 けんもんちく |
圏紋竹菌によって茶色の紋がついた千島笹 | 千島笹と同じように使われるが、入手が困難なため見かけることが少ない |
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矢竹 やだけ |
直径が2センチまでで節がひくい | 弓矢、筆の軸、建築などにに使われる |
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おかめ笹 | 竹の中では最も小さいもの | 切ってすぐに籠にするが、最近は使われることが少ない。又庭園に植えているところもある |
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支那竹 しなちく |
直径が1センチほどの細い竹で渦巻模様の斑がある(中国原産) | 丸竹のままで工芸品などに使われている |
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煤竹 すすだけ |
竹の種類ではなく、いろんな竹が長い間煤にまみれ独特な色になった竹で最近は入手が困難になってきた | その希少性と美しさから建築材、籠を含む工芸品に使われることが多い |
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金明 孟宗竹 きんめいもうそうちく |
孟宗竹の変種、緑と黄色の縦縞が節のところで交互に出ている。 | 庭園に鑑賞用に植えられている |
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胡麻竹 ごまたけ |
竹が枯れて胡麻を蒔いたように黒い菌がついたもの。写真の竹は孟宗竹 | 主に建築材として使われる |
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蓬莱竹 ほうらいちく |
東南アジア原産の竹で、バンプーに属する。国内では九州南部に自生が見られる | 軟らかい竹で、自生地では漁具などに使われている |
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淡竹 はちく |
真竹に似ているが小型、筍は食することが出来る | 細く割りやすいので茶せんの茶筅の材料やすだれの簾の材料に使われる |
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布袋竹 ほていちく |
根に近い部分の節が斜めになり、節と節の間が短い。亀甲竹と似ているがこちらは真竹の仲間 | 硬く弾力があるので釣り竿などに利用されている |
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亀甲竹 きっこうちく |
孟宗竹の仲間で地上部が亀甲に似ている | 形の面白さから床柱や花入れなどに使われる |
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藤蔓 ふじつる |
暖地に生育するつる性の植物で葛藤とも言う | 蔓だけで籠を編んだり、竹と組み合わせて独特の雰囲気を作り出す。強靭な性質を持つ |
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皮籐 かわとう |
東南アジア原産のつる性の植物 | 籠の縁のかがりに使うなど、竹では出来ないこまかな細工に用いる |